中島翔哉にコンセイソン監督激怒
ポルトの中島翔哉選手が、古巣ポルティモネンセとの試合に後半途中から出場、試合は2−0でリードしていたものの、たちまち同点に。
その後、ポルトが後半ロスタイムに勝ち越し、かろうじて勝利。
試合後、ポルトの監督のセルジオ・コンセイソンが中島翔哉選手に詰め寄り、声を荒げて激怒。まさに「ガチギレ」にふさわしい勢いで怒っている動画が話題になっています。
ポルトの監督が中島翔哉に激怒💢
後半途中出場ながら守備を怠ったためと言われているが真相は不明。pic.twitter.com/0UM7DAFqxA
— サッカーマニアBLOG (@soccermaniablog) 2019年9月16日
この動画を見ると、コンセイソン監督はいったんねぎらうように中島翔哉選手に声をかけ、それから中島選手の反応に苛立ち、激怒しているようにも見えます(仲裁にチームメイトのオタヴィオ選手らが入る)。
果たして一体なぜ、なにが理由で監督はこれほど怒ったのでしょうか。
試合後のインタビューでは、コンセイソン氏は、「私と中島のあいだのこと」と多くは語っていません。
ツイッターでは、中島選手の守備面でのミスが、監督の怒りを買ったのではないか、という指摘もあります。
コンセイサオンが中島翔哉に激怒した経緯解説。その1
ポルトは今節右サイドに入ったオタービオの無双により、圧倒的にゲームを支配していました。ポルティモネンセにはシュートを1本も打たせず。そう中島翔哉が入るまでは。
— YS (@yutasaito_pt) 2019年9月15日
コンセイサオンが中島翔哉に激怒した経緯解説。その2
マルカーノが無理してGKのロングボールを競りに行ったのは判断ミス。これは大前提。しかしその前、左ウイングの中島翔哉がチームの基準点を無視してGKになぜかチャージして急かす。そして攻め立てられ、中島がいないスペースから2対2を作られる。 https://t.co/uX0WLwopRv
— YS (@yutasaito_pt) 2019年9月15日
コンセイサオンが中島翔哉に激怒した経緯解説。その3
1点を返したホームのポルティモネンセはノリノリ。わずか3分後、安西幸輝にビューティフルゴールを沈められます。このシーンの中島翔哉のアリバイ守備はご覧の通り。ちなみに、この後コンセイサオンが「ナカ!」と大声をあげるシーンが映ります。 https://t.co/Mr7a7pl1oV
— YS (@yutasaito_pt) 2019年9月15日
コンセイサオンが中島翔哉に激怒した経緯解説。その4
実は安西のゴール、中島翔哉がこのアリバイ守備の前に、キッフオフのボールをなぜか持ち始めて中に入り、相手4人に囲まれてボールを失ったところから。守備の基準点を理解していない、ボールを簡単に失う、アリバイ守備。この組み合わせで激怒。
— YS (@yutasaito_pt) 2019年9月15日
コンセイサオンの激怒シーン、見返してみると、最初は中島翔哉に怒らず、なだめている。その後、中島が離れた後にスイッチが入り剣幕が激変した。何か言ったのか、何も反応しない態度が気に入らなかったのか。こればっかりは監督もノーコメントなので分からない。
— YS (@yutasaito_pt) 2019年9月15日
このように、中島翔哉選手の守備に対する意識の低さが、コンセイソン氏の逆鱗に触れた、という見方があります。
ポルトのファンの反応を見ると、中島選手への批判の一方、リーダーシップの面から、ピッチ上でああいう態度で怒ることの問題点を指摘する声もあり、物議を醸しているようです。
確かに、まだクラブに入ってまもない外国人選手(中島選手)に対し、ファンの前で感情的に激怒する、というのは、あまり見たことのない光景かもしれません。
コンセイソンは何キレてるんだ?歩み寄って哉に話し掛けた時は背中に手を回しながら表情も普通だったが、その後に翔哉が背中を向けた途端にぶちキレ🤷♂️何が気に入らなかったかしらんが、サッカーに直接関係無いんじゃないか?
そもそもそんな事はピッチでやるべきじゃない。— ハチ兄さん (@tanoshimusoccer) 2019年9月15日
中島翔哉確かに軽かったけど、ポルティモネンセが選手入れ替えてから、対応できなくなったのが大事なんじゃないか。コンセイソンは中島に感情的になる前に、そこのオーガナイズできてたのか疑問。
— ampleline (@ampleline) 2019年9月15日
勝手なイメージです
コンセイソン「ナカ!ナカ!ちょっとこっち来い!(通訳を探す…。」
お疲れさん!って感じの声掛けだと思って立ち去る→コンセイソン激怒— DJ(デブジャンキー) KB (@Kiuchi_com) 2019年9月16日
ちなみにこの件に関して私の周りのベンフィカサポーター(ポルトの天敵)は「かわいそうな中島、監督がポンコツ」みたいな見方が多くて、誰も守備意識どうこうは言ってない。日本との落差が面白い。ちなみにベンフィカのラージュ監督は人格者だからこんな風には絶対にならない。 https://t.co/7JS8OWZQj3
— O Benfiquista Japa (@Decoriano20) 2019年9月16日
今後、守備の意識を高めていくのか、守備を捨ててでも攻撃の意識をさらに高めていくのか、それとも両立して自分なりのバランスを探っていくのか。
カバーニですね。カバーニ、(ラダメル・)ファルカオ、あとは……マリオ。マリオ・バロテッリ。3人に共通しているのは常にゴールを狙っていること。ゴールを取るために逆算している感じがします
(中略)
守備をしないけど、みんなに文句を言われながら、そのプレッシャーを背負いながらでも1点取ってやるという覇気を感じるんです。ゴールに対する責任感を持っていると思う。守備としてはすごく怖いですね。守備をしないけど、残っているだけで怖い。何を考えているんだろうと。
いずれにせよ、今後の中島選手の立場がベンチ外になるなど、いっそう危うくなることが心配されます。